
「糖質オフの生活にちょっと疲れていませんか?」
私も以前、体調をと整えるために食生活を見直し、1日の糖質量を130gに抑えたり、食べる順番を意識したりといった工夫をしていた時期がありました。
その中で気づいたのは、糖質オフも自分にあった「ゆるさ」で続けることが大切だということ。
一時は数字ばかりを気にしていたけれど、どこかで食べることを楽しめていなかったのかもしれません。
そんなとき、自然と惹かれてたのが「発酵食」でした。
きっちり決めなくてもやさしく整えてくれる ───。
いまは、野菜から食べる習慣とゆるく糖質オフ、そして発酵食を組み合わせた「自分らしい、がんばりすぎない食生活」を楽しんでいます。
今回は、そんな食生活との向き合い方の変化を少しだけ綴っていきます。
糖質オフ生活で気づいたこと

朝30g、昼30g、夜30gそしておやつ10g。1日の糖質量を130g以内に抑える生活をしていた時期があります。
ご飯やお餅、うどんなど糖質の多い食べ物が大好きなわたしにとって、この食生活は少しがんばりが必要なチャレンジでした。
小盛りのご飯で我慢する日もあって、「もう少し食べたいな」と感じることもありました。
それでも糖質オフの生活は思った以上に楽しくて。
糖質を抑えたパンやお菓子に助けられたり、お豆腐やこんにゃくなどの食材を活用して自炊していくうちに自然と料理のレパートリーも広がっていきました。
「食べる順番」を意識するようになったのも、この頃からです。
昔は、「主食・主菜・副菜・汁物を少しずつ順番に食べる」方法が良いとされていたので、順番を変えるのは、ちょっとした挑戦でしたが、続けるうちに自然と身についた大切な習慣のひとつになりました。
今でも、糖質オフの習慣として継続していることがあります。
- 食べる順番は野菜から
- おいしい糖質オフ食品を上手に活用
- 糖質が少なめの食材を使った自炊をすること
これまでの工夫は、どれも無理なく体を整えることに繋がっていると実感しています。
そんな中で、最近は「発酵食」にも少しずつ目を向けるようになりました。
毎日がんばらなくてもやさしく体を整えてくれる発酵食品。今のわたしには、ゆるやかな食への向き合い方がちょうどいいのかもしれません。
糖質オフから発酵食へ。こころととのう食のかたち

糖質オフ生活で身についた「野菜から食べること」は、今でも自然と身についています。
そこに、この数年で少しずつなじんできたのが発酵食品です。
朝はヨーグルト、昼や夜は具だくさんの味噌汁やナムル、そして巻きずしなど───。
昔ながらのやさしい味わいが、毎日のごはんにそっと寄り添ってくれます。
最近のお気に入りは「塩麹と醤油麹」。鶏むね肉につけておくだけで驚くほどしっとりやわらかな仕上がりになるんです。
作り置きにしておけば、忙しいい日にもすぐに使えて、とても助かっています。

そして忘れないのが、おばあちゃんの梅干し。毎年、おばあちゃんがつけてくれた梅干しのやさしい酸っぱさは、今も変わらず私の大好物です。
たっぷりの赤しそを加えた、キュンとするくらいの酸っぱい味が大好きでした。
「レシピを聞いておけばよかったな」と思うこともありますが、あの味はきっとおばあちゃんの手のぬくもりと一緒に心に残っているのだと思います。
「ととのう食生活」の真ん中に、そっと居続けてくれています。
「〇〇しなきゃ」とがんばるより、「〇〇したくなる」が心地よい───。
糖質オフで学んだことと、発酵食のやさしさが重なり合って、肩の力が抜けるような食べ方が、今のわたしには一番心地よいと感じています。
【まとめ】心と体がほっとする食とのつきあい方

これからも、糖質オフや発酵食のどちらか一方にかたよるのではなく、「自分の体が心地よいと感じる方」を、そのときどきで選びながら過ごしていきたいと思います。
がんばるよりも、楽しむことを忘れずに。
情報に振り回されそうなときこそ、自分の心と体の声に、そっと耳を傾けてみる ── そんなちょっとした習慣が、今日のわたしを少しずつ整えてくれているような気がしています。
この記事が、今ちょっと迷っている誰かのヒントになれたら嬉しいです。
無理なく、自分らしく。
そして、読んでくださるあなたの心にも、そっと届きますように────。